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十訓抄:「大江山いくのの道」のテスト問題の解答


    (1)

    イ)つぼね

    ロ)みす

    ハ)のうし( これは読み方だけではなく、漢字で書けることも定期テスト対策(受験においても)では大事)

    (2)

    イ)(母親がいる)丹後の国へ遣わした人は帰って来たでしょうか。

    「参る」とあるので「行く」だけに意味を考えてしまうが、「参る」には「行く」だけでなく「来る」と言う意味もある事に注意。

    ロ)不安にorじれったい(「こころもとなく」=「心許なく」=不安orじれったい は古文単語では必須)

    ハ)尊敬語 定頼中納言→小式部内侍 (会話文の敬語であるから、敬意の対象は会話の主(中納言定頼)から小式部内侍となる)

    (ちなみに、③は おもっておいででしょうか 「らん」が現在推量の「らむ」なので現在思っていると 言う趣旨で訳す)

    (3)

    イ)これは一体どうしたことか、このような事があってよいのだろうか。

    ロ)副詞

    ハ)ラ変動詞連体形( やは(係助詞)→ある(連体形) と係り結びになる )

    (4) イ)おどろきあきれる

    ロ)普通

    ハ)当然そうなること( 「道理」に「運ぶ」 )

    (5)

    イ)格助詞 

    ロ)形容動詞ナリ活用の連用形( 下に直衣と言う体言が来ているが、直衣そのものを修飾するのではなく「控えて」を修飾しているので連用形となる )

    ハ)形容動詞ナリ活用の連用形

    ニ)断定の助動詞「なり」の已然形( 下に助詞「ども」が来ている。「ども」は已然形に接続するので覚えておくと便利だろう )

    ホ)断定の助動詞「なり」の連用形( 「にや」(「にか」)と来た場合には断定の助動詞+係助詞の組み合わせ )

    (6)

    ①:生野

    ②:行く

    ③:文

    ④:踏み(その土地を「踏む」と言う事で、その場所に行った事があると言う意味)

    ( この和歌の秀逸な部分は「掛詞」が二つ、「縁語」が一つ、「歌枕」が一つと非常に技巧的である。)

    大江山を行って、生野を通る道が遠いので、まだ天の橋立には行ったことがないし、(母親からの)手紙も見たことはありません。

    (7)

    イ)名声

    ロ)完了の助動詞「ぬ」の連用形(「に」の前にある「来」がカ変動詞である事が分かれば、「こ」「き」「く」「くる」「くれ」「こよ」となり「こにけり」「くにけり」とはならないので、連用形に接続する「に」は完了の助動詞と考える。)