テスト問題

問１　次の語句の読み方を書きなさい。

（い）：更級 さらしな

（ろ）：妻　　め

（は）：嫗　　おうな

（に）：寝も　いも


問２　次の言葉の意味を書きなさい。

（い）：さがなく　→　性質が悪く

（ろ）：ところせがりて　→　場所が狭くて

（は）：わびて　→　参る（弱る）


問３　傍線部①の「あしき」「よから」は物事の良し悪しの順序であるが、次の四つの順序の空欄に当たる言葉を書きなさい。

　　　よから（よし）＞【　よろし　】＞【　わろし　】＞　あしき（あし）


問４　文中で倒置をしている部分を書き抜きなさい。

　　　おろかなること多く、このをばのために
　　　（本来は　このをばのためにおろかなること多く、）


問５　以下の語の活用形を答えなさい。（但し、何行何段何活用まで書くこと）

（い）：おぼえ　→　ヤ行下二段活用連用形

（ろ）：来べく（「来」の部分）　→　カ行変格終止形

（は）：来ぬ（「来」の部分）　→　カ行変格未然形


問６　傍線部②の「責められ」と同じ意味を持つ語を文中から一文節で抜き出しなさい。

　　　負はれ


問７　傍線部③を「なる」に注目して現代語訳しなさい。

　　　寺にご利益のある法を行うという僧がいらっしゃるというので、見せ申し上げよう。


問８　傍線部④について正しい訳を選びなさい。

（い）：年頃の親のように孝行してより添っていたので
（ろ）：何年間も親のことを養ってお互いに一緒にいたので
（は）：何年間も親のように養ってくれて一緒にいたので　　　○
（に）：年頃だったので親のことを養って一緒に付き添って
（ほ）：年頃の親のことを孝行してお互いに一緒にいたので


問９　傍線部⑤について

（イ）：文末が「ける」となっているがこの様な技法を何というか。　→　係り結び

（ロ）：「これがよし」の内容を説明しなさい。

　　　　「慰め難い」といった時に、姥捨山を引き合いに出すこと。（姥捨山を想像すること）　


問１０　以下の選択肢の中から正しいものを選びなさい。

（イ）：寺には男、妻、をばの三人で行った。

（ロ）：嫁は年を取ったをばが病気なので嫌いだった。

（ハ）：男は山の中腹に昇る月を一晩中見ていた。

（ニ）：男は以前はをばを大事に扱っていた。　　　○

（ホ）：妻は山でをばから声をかけられても返事をしなかった。

（ヘ）：男はをばを山に捨てて家に帰ってから喧嘩をした。

（ト）：妻は男がをばを大切にしている事にやきもちを焼いていた。

（チ）：僧は山の麓に住んでいた。　　　○


問１１

　　大和物語は（　①　）をモデルとした（　②　）というジャンルに属する。
　　同じジャンルとして（　③　）を主人公とした（　④　）がある。
　　この話で詠まれた姥捨の月は（　⑤　）に（　⑥　）として採録されており、
　　この舞台となった更級は（　⑦　）による更級日記のタイトルに影響を与え、
　　さらに、江戸時代には俳人の（　⑧　）により姥捨山を題材に句も残されている。


①：宇多天皇（宇田法皇、亭治院） ②：歌物語　③在原業平　④伊勢物語

⑤：古今和歌集　⑥：詠み人知らず　⑦：菅原考標の女　⑧：松尾芭蕉　



• 大和物語：「姨捨の月」
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