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週テスト・組み分けテスト



    「四谷大塚」と「早稲田アカデミー」は教材が共通な部分が多いが、その中でも、「模試」の位置づけでもある「週テスト」「組み分けテスト」は受験生(&保護者)の関心事の一つであろう。
    実際に、「組み分けテスト」でどの程度の点を取るのか、「週テスト」の点数の具合などで、6年生の秋口から始まる「志望校クラス分け」などに影響を及ぼしてくるので、上位校・難関校を受験する向きは非常に神経質になる。
    そういう意味では、単純な「模試」というだけでは無いのだが、その中身・難易度は?ということになる。
    結論から言えば、その素材は「入試問題」から引用されていると考えるべきだろう。

    小学6年生の初頭(5年生の2月や3月)からそんな問題をやるんですか?という感じでもあるが、実は「国語」は「語彙力」があれば余り学年関係なくと言う部分ではあるので、出来てしまう生徒さんは簡単に解いてしまう。
    (小4でも「aクラス」などでは、普通に入試問題を投入される)
    そんな事もあるので、ある意味、他の科目よりも不公平感がある「国語」ではあるが、その問題が解けなかったからといって落胆する必要も無い。

    要は、実際の受験までの時間(数カ月)、それに追い付く時間があるということでもある。逆に言えば、その部分から逆算して何が足りてないのか?を分析して(大半は「語彙力」や、大人は知っているが、受験生本人である子供には馴染みがない言葉)それを埋めていく、意味を理解して使いこなして行くという作業になる。
    受験的な「国語力」で何が必要か?ということは、本当にあっさりしていて、「言葉」を使って色々と考えたり、表現をしたりという「コミュニケーション」という事からはずれていかない。
    それは、やはり「日常」でのやりとりの蓄積がモノを言う科目だということでもあるのである。