LINEで送る このページを Google Bookmarks に追加

奥の細道:「平泉」のテスト問題の解答


    (1)

    (1)たかだち (2)たいはい(崩れている・乱れている) (3)しらが(しらげではない) (4)いらか(屋根と言う意味) (5)ちとせ

    (2)

    (1)七宝 (2)珠 (3)蝦夷

    (3)

    ①:国破れて( 山河あり )城春にして( 草青みたり ) :芭蕉

    ②:①の作品は 唐の詩人( 杜甫 )による( 春望 )と言う作品である。

    (4)

    ①: 秀衡(三代目) 秀衡(四代目)

    ②:邯鄲の夢 一炊の夢 どちらも可

    ③:対句 

    (5)

    平泉館の大きさを表している。

    (6)

    ①:もうすでに頽廃空虚の草むらとなって(当然だ) と訳せるとこらから「当然」。 この場合を 草むらとなって(いるだろう)と「推量」で訳すると一見もっともらしいが、 それではわざわざ芭蕉が平泉に行って目の前で見ている光景はなんなのか?となってしまう。

    ②:一回見ておいた方が(良い)と訳せるところから「適当」。(なお、これは次の「立石寺」の文中から)

    (7)

    ①:千年もの形見と(なっている)と訳せるところから「存続」。 もちろん、千年の形見と(なった)と言う訳も出来ない訳ではないが、「完了」していると言うよりはこれからも「形見となっていき続けるだろう」と言う意味合いが含まれているだろうから、「存続」の方が良いだろう。

    ②:和訳は上記したとおり。

    (8)

    ①:「に」の前が「うち」と言う体言であるので「断定の助動詞」(格助詞「に」の区別は大変なので、あえてこの平泉では格助詞では無く助動詞とだけ覚えておいた方がテスト的にはベター)

    ②:「に」の前が「こなた」と場所を表しているので「格助詞」

    ③:「に」の前が「春」と言う体言であるので「断定の助動詞」(上記の①と同じ位置づけ。もちろん、芭蕉の俳句は杜甫の詩を元にしているので、杜甫の詩が断定なら芭蕉も断定と言う構造ともいえる)

    ④:「新たに」は形容動詞「あらたなり」の連用形

    ⑤:「なめらかに」は形容動詞「なめらかなり」の連用形(これも次の立石寺から)

    (9)

    夏草や(つはものどもが)(夢の跡)

    卯の花に(兼房見ゆる)(白毛かな)

    五月雨の(降り残してや)(光堂)

    ①:2番目の俳句を作ったのは 芭蕉に同行した門人の( 河合曾良 )である。

    ②:上記の赤い傍線部の 夏草 卯の花 五月雨 が季語となる。

    ③:句切れは「や」「か」がある場合とおぼえておく。上の3つの句の中では「夏草」「降り残して」の2つとなる。