このページを Google Bookmarks に追加

「あ」から始まる難読語


    匕首:あいくち:つばの無い短刀の事。

    哀惜:あいせき:悲しみ惜しむ事。

    哀悼:あいとう:死を悲しみ悼む(いたむ)事。

    生憎:あいにく:都合が悪い事。

    曖昧:あいまい:はっきりとしない事。

    隘路:あいろ:狭くて通りにくい路の事。

    灰汁:あく:灰や調理の際の上澄みの汁の事。

    悪業:あくごう(あくぎょうではない):悪い行い(前世での悪い行い)の事。

    齷齪:あくせく:せわしない事。

    欠伸:あくび:疲労した際に出る深い呼吸の事。(漢字の偏の「欠(あくび)」)

    胡坐:あぐら:足を組んで座る事。

    悪辣:あくらつ:非常に性質の悪い事。

    四阿:あずまや:壁の無い柱だけの小屋の事。(東屋:あずまや:粗末な小屋の事)

    校倉:あぜくら:角材を組んで作った倉の事。(正倉院=校倉造)

    渾名:あだな:本当の名前の他の呼称の事。

    斡旋:あっせん:人と人との間をつなぐ事。(斡旋収賄:あっせんしゅうわい:刑法上の犯罪)

    軋轢:あつれき:人と人との間の摩擦の事。

    数多:あまた:たくさんの事。

    行脚:あんぎゃ:あちこちを周る事。(お詫び行脚:関係者にお詫びしてまわる事)

    安堵:あんど:安心する事。(「堵」は「者」に点(・)が打たれている)

    塩梅:あんばい:物事の状態の事。

    「い」から始まる難読語



    漁火:いさりび:夜の漁の時に魚を誘うために焚く火の事。

    慰藉:いしゃ:慰めていたわる事。(慰謝とも書く。慰謝料:いしゃりょう)

    一途:いちず:一つのことだけ思う事。

    一瞥:いちべつ:ちらっと見る事。

    一抹:いちまつ:わずかな事、ちょっとの事。(一抹の不安:ちょっとした不安の事)

    溢水:いっすい:水があふれる事。

    逸楽:いつらく:勝手気ままに楽しむ事。

    囲繞:いにょう:周りを取りこまれている状態の事。(囲繞地:周りを囲まれた土地の事:民法210条)

    慇懃:いんぎん:ていねいな事。(慇懃無礼:いんぎんぶれい:表面は丁寧だが中身が伴っていない様子)

    因縁:いんねん:あらかじめ定められた運命の事。

    「う」から始まる難読語



    迂遠:うえん:遠回りな事。

    団扇:うちわ:あおいで風を吹かせる道具の事。

    鬱憤:うっぷん:押さえていた不満や怒りの事。(鬱憤晴らし:うっぷんばらし)

    自惚:うぬぼれ:自分を優れていると思う事。

    烏有:うゆう:まったくない事。(烏有に帰す:(火事で)まったくなくなる事)

    蘊蓄:うんちく:深く細かい知識の事。

    雲泥:うんでい:大きな隔たりの事。(雲泥の差=月とすっぽん)

    「え」から始まる難読語



    永劫:えいごう:極めて長い時間の事。(永劫回帰:えいごうかいき:ニーチェの思想)

    似非:えせ:似ているが本物ではない物の事。(似而非とも書く:もってひなるもの)

    婉曲:えんきょく:遠回しな表現の事。(婉曲にお断りする:やんわりと断る)

    冤罪:えんざい:無実の罪の事。(昭和の冤罪である免田事件)

    厭世:えんせい:世の中を嫌になる事。(厭世的=ペシミスティック)

    「お」から始まる難読語



    横溢:おういつ:あふれるほどの勢いがある事。

    鷹揚:おっとりとして上品な事。

    嗚咽:おえつ:声を抑えて泣く事。

    悪寒:おかん:熱などにより寒気がする事。

    億劫:おっくう:めんどうくさい事。

    十八番:おはこ:得意なものの事。(18番とは書かない。常に【十八番】と書く)