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AO入試で志望理由書を書く順序



    AO入試の相談を受けたり、添削をする際に、書類作成の様子を見ていると、 課題制作を後回しにして、まず志望理由書を書き始める(書き始めようとする)方がいます。
    確かに、AOの課題を考えていて煮詰まっている場合に、一つでも作業を進めておきたい、と言う事で 志望理由書を書き始める事には一理あると言えます。 しかし、志望理由書が、AOの課題で主張したい内容や見解とはバラバラの内容であれば、何ともシマラナイ事態になってしまいます。 (先のAO入試はなぜ小論文?で触れたように)本質的にAO入試には「就職試験」的な要素を含むものですから 課題の内容と志望理由や動機が一致していない(あるいはリンクしていない)のは、 そもそも中身を考えて書類を作成していない事を自ら明らかにしてしまっているし、 それ以前に、AO入試を受ける際に「自分がどの様なコンセプトを持っているのか」と言う部分を持っていないに等しいと言わんばかりの事になります。
    もちろん(?)、課題をしっかりと作り上げた後、志望理由書がそれと一致していなければ、”当然”志望理由書も書き直すよね?と言う事になるでしょうから (と言う事を期待されているでしょうから)、志望理由書の作成は課題と同時に構想を練っていくか、課題が終了してから書くか、と言う事にした方が却って 精神的・時間的な負担が減る事になるかと思います。