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枕草子:すさまじきもの(除目に司得ぬ人の家。~)解答


      (1)

      イ)じもく ロ)つかさ ハ)ながえ ニ)かんだちめ ホ)げすおとこ 

      (2)

      イ)役人の任官・人事異動 ロ)ちりぢりになっている ハ)大騒ぎをしている ニ)警護の者たち ホ)こっそり抜け出す

      (3)

      イ)参り(謙譲の本動詞)+つかうまうり(謙譲の本動詞)

      ロ)作者である清少納言からものもうでする人(地の文であるから、常に作者からである)

      ハ)(任官が叶う様に)参詣をする(主人)のお供にわたしもわたしもと付き従ってお仕えし、

      (4)

      イ)連体形(下に「暁」と言う体言があるかた)

      ロ)「ば」の前は「聞け」で已然形。已然形+「ば」なので、「~~ので」か「~~すると」と訳すが、ここは文脈上「耳をすましたので」とすると繋がらないので、「耳をすましていると」となる。(順接の確定条件の「偶然」となる)

      ハ)(除目が終わってしまった)明け方まで、(任官を知らせるための)門を叩く音もせず、変だ(不思議だ)と耳をすませていると、

      (5) イ)たまひ(尊敬の補助動詞:作者から上達部に対しての敬意)

      ロ)警護の者達の声がして(除目に参加していた)公卿達はみな退出なさってしまった。

      (6)

      イ)除目の結果

      ロ)下衆男

      ハ)除目の結果を聞きに、前の夜から(出かけて行って)寒がって震えていた下男が、たいへん憂鬱そうに歩いてくるのを(主人の近くに仕えていた)者達は、(結果を)聞くことさへ出来ずに、

      (「え」~~「ず」は呼応副詞での打消しに訳す。「だに」は副助詞で「さへ」と訳す。)

      (7)

      イ)「せ」(尊敬の助動詞「せ」の未然形)+「給ひ」(尊敬の補助動詞連用形)で、ほか(外)より来たる者から「殿(主人)」に対しての敬意

      ロ)外から集まって来た者たちは「殿さま(ご主人さま)はどこの国司におなりになられたのか」などと問うと、

      (8)

      イ)断定の助動詞「なり」の連用形「に」+係助詞「こそ」

      ロ)「なり給ひぬれ」など

      ハ)「ぞ」→「いらふる」

      ニ)返事には、「前の何何国(○○国)の国司です」と必ず(いつも)返答をする。

      ホ)次の任官までは「前の国司」と言うのが慣例であったので、除目に漏れて任官出来なかったとしても「前の○○の国司」と言えば、除目で任官出来なかった事がばれなかったから

      (9)

      イ)同格の格助詞「の」(~~で と訳して、下に「の」の前にある「ども」を補う)

      ロ)まじき(打消し推量(まじ)の連体形。「え」に対応するものであるから「ず」等の否定のものを探す)

      ハ)からいばりして歩く(様子)

      ニ)古き者達、そうも離れていけない(見捨てていけない)は来年に国司が交代する国々を指折数えて、からいばりして歩くのも、

      (10)

      イ)○ ( 後半の方に「ひまなくをりつるものども」とある)

      ロ)○ 

      ハ)× ( 後半に「つとめてになりて」~「一人二人すべりいでぬ」とあるので、朝方までは待っていた)

      ニ)○ ( 結びに「いとほしうすさまじげなり」として、気の毒で興醒めすると書いている)

      (10)

      2種類(「はやうありしものどもの、ほかほかなりつる、ゐなかだちたる所に住むものども」のグループと「ふるきもの」のグループである)