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古典文法の学習に百人一首は必要ですか?


      高1・高2であれば、むしろ、百人一首を中心に見て、技法(「掛詞」や「縁語」「枕詞」「歌枕」)と文法を整理していくと もの凄い力が付くと思いますが、
      高3・浪人生等の受験生であれば、止めた方が良いでしょう。
      もちろん、高3・浪人生でも百人一首が好きだと言う人は、それをベースに色々と整理する事も良いかもしれませんが (百人一首を整理する過程で文学史的な事が自然に整理・網羅されると言う副次的な効果はある)
      さほど百人一首に興味が無いと言う受験生は、特に百人一首にこだわらずに、和歌の技法や和歌の解釈と言う視点で、幾つかの著名な和歌を認識しておけば良いかと思います。
      (その際、幾つかの和歌を暗記した方が良いかとどうかと言う点については、暗記できれば結構な事ですが、これの暗記にこだわるばかり古典が億劫になっても困るので、 その和歌を見た時に、どういう技法が使われていて、どの様に訳したか?と言う事が思い出せる程度で良いかと思います。)

      但し、2020年以降は「記述力」と言う視点から「自分で和歌を作りなさい」と言うものが出るかも知れませんので、 それこそ遊び半分で和歌を作る位の事をやって見ても良いのかも知れませんが………