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古文の時刻・方角(「子」と「午」を中心に)



      古文の知識として、塾でも予備校でも学校でも比較的初期にやるのが、この時刻のはなし。
      俗に干支(えと)と言って、皆さんも「○○年」(トラ年とか、ひつじ年とか)と言って、自分の生年月日とは別に覚えているあれです。 そして、干支は「子(ね):ねずみ」「丑(うし):うし」「寅(とら):とら」「卯(う):うさぎ」「辰(たつ):たつ」「巳(み):へび」 「午(うま):うま」「未(ひつじ):ひつじ」「申(さる):さる」「酉(とり):とり」「戌(いぬ):いぬ」「亥(い):いのしし」 と言う12個の種類がある事を覚えてください。( 江戸時代までは、時間もこの12個の漢字を組み合わて、「じゃあ酉の刻で待ち合わせを」とか「草木も眠る丑三つ刻」などと表現をして時間を表していました。
      「子の刻(ねのこく)」がAM0時とされ(正確にはPM23:00~AM1:00)「丑の刻(うしのこく)」がAM2時、「寅の刻(とらのこく)」がAM4時と言う具合に2時間きざみで 時刻を表していたわけです。
      (また、「刻」の間は4つに分けられて、15分毎に「一つ刻」「二つ刻」「三つ刻」などと言っていました。)

      さて、ここからが本題ですが、実際に「ね~うし~とら~」と覚えたまでは良いけれど、一体何時か直ぐには出てこない!指を数えないと出なくて面倒くさい!!!(プンプン) と言う方に朗報ですが(?)
      先ほどは、AM、PMと言う書き方をしましが、日本にはもう一つの表し方がありますね?

      午前」「午後

      良く見てください。「の前」「の後ろ」となっています(まぁ~日本語って便利)。

      要するに、午後12時が「午(うま)」と覚えておくと、混乱をしないで済むというわけです。

      もちろん? 子 丑 寅 卯 辰 未 午 羊 申 酉 戌 亥 と12個覚えないと(しかも、学校の定期テスト対策としては漢字で書けるように覚えないと)いけないのは 老婆心ながら。



      また、この十二支を使って方角も表していました。
      「子」を北、「午」を南にみて東西南北を定め(「卯」が東、「酉」が西)、ここでも時刻の場合と同じように「丑」と「寅」の間は「丑寅(うしとら)」と読み、北と東の間で「北東」の方角を指すとなっていた訳です。


      またしても、ここで「午」は大活躍ですが、北である「子」と南である「午」を結ぶと「子午」となり、今の時間を決める基準となる【標準時子午線】に結び付くという訳です。
      なかなか古文の知識(古文常識)を覚えるとなると労力も気苦労も果てしなくなりますが、この様に色々と結びつきを考えて行くと、結構スルスルと入って行く場合もあるかと思います。