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再読文字 「猶」・「由」:其之参 連体形





    【猶】は【なほ~~ごとし】と読む事になる。

    ①:ちょうど~~のようだ。[比況]

    の意味を表す際に使われる。


    白文:猶

    訓読:猶〇〇

    書き下し文:猶(なほ)〇〇ごと

    ※ 「由」を使う場合も同じ扱い。


    「猶」「由」は再読する前に「活用語の連体形」がくるか、「体言(名詞)」がくるかで、「が」を使うか「の」を使うかが決まる。


「猶」の白文 → 訓読文 → 書き下し文








    【猶縁木而求魚也】➡ なおきによりてうをを求めるがごときなり

        [ちょうど木に登って魚を求めようとするようなものだ]と言う意味になる。


        この文のポイントは再読文字の他に
        ①:「猶」に「ホ」と「シ」を送れるかだが、「シ」は「也(なり)」が来ることで「キ」に変わることに注意する。
        ②:「猶」がかかる「求むる」に「が」を送れるかに注意する。
        ③:「置き字:而」があるために「縁り」に「縁りて」と「て」を送ることに注意する。