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再読文字 其之弐 「将」「且」





    【将】は【まさに~~んとす】と読む事になる。

    ①:もうすぐ○○だろう。[未来]
    ②:きっと○○だろう。[動作・将来]
    ③:○○しようとする。[意志]

    の意味を表す際に使われる。


    白文:将

    訓読:将〇〇んと

    書き下し文:将(まさ)〇〇んと

    (訓読では(まさ) と「将」の右横に平仮名を付ける。「将」がかかる動詞にんとを同様に平仮名で右横に付ける。は書き下しでの登場。)

    「将」がかかり「んとす」と送る動詞は「未然形」にする。

    ※ ここでは例文を挙げていないが【且】を使った場合も【将】と全て同じである。


    【将飲之】➡ まさにこれをのまんとす

        [今にもこれを飲もうとする]という意味になる。


        【将】【且】も共に、未来や意志を表す際に使う。「むとす」は古文的には「む:意志・推量の助動詞」「と:格助詞」と整理され、その事から「将○○むとす」の「○○」の部分の動詞は未然形に活用することになる。