このページを Google Bookmarks に追加

「白文」「訓読文」「書き下し文」の違い




    「白文」:漢字だけの文

    「訓読文」:おくり仮名 返り点(レ点・一二点) 句読点を付けたもの

    「書き下し文」:文語体の日本文に書き換えたもの


    ・「白文」は、元々中国の文であり、遣唐使全盛の奈良時代はそのまま中国読みをしていた。しかし、徐々に国風文化の流れとなり日本独自の読み方である「訓読」を施して読むことになった。

    ・それゆえ「訓読」には「おくり仮名」を付けるのであり、「訓読」で「片仮名(カタカナ)」を、「書き下し文」で「平仮名(ひらがな)」を付すのもその表れ。

    ・「書き下し文」は、「訓読文」で付けた返り点とおくり仮名の順序を整えて、おくり仮名の部分をひらがなに直したものである。