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周の東遷と春秋時代


戦国時代と諸子百家




      【儒家】

      孔子を始祖として、身を修め人を治めることを目的として、礼の実践を通して、全ての徳を統合・融和した仁の実現を目指す事を主張した。
      「為政」とあるように、政治の在り方に大きな影響を与え、その後の中国の政治や思想に多大な影響を与える事になった。

      孔子:本名は孔丘。「孔子」とは「孔先生」と言う意味であり、書物の名前でもある「孔子」が弟子達が編纂をした。
       [孔門十哲]:孔子の門弟の中の優れた十人を指す。
        顔淵・閔子騫・冉伯牛・仲弓・宰我・子貢・冉有・子路・子游・子夏

      子思:孔子の孫。孔子の門弟であった曾参の弟子。【中庸】を唱えた。
      孟子:本名は孟軻(もうか)。子思の弟子。人間の性の本質を善であるとする【性善説】を唱え「孟子」を表す。
      荀子:本名は荀況。孔子の門弟である子游の系統に属する。人間の性の本質を悪とする【性悪説】を唱え「荀子」を表す。
         弟子に【法家】である韓非子と李斯がいる。


      【道家】

      老子を始祖として、儒家の思想を人為的に過ぎるとして無為自然を主張した。

      老子:本名は老耼(ろうたん)。孔子と会見を行ったという説がある。
      列子:本名は列禦寇(れつぎょこう)。著作に「列子」がある。
      荘子:本名は荘周。


      【陰陽家】

      天文の動き、季節、日々の移り変わり等に注目し、陰陽説・五行説に昇華させると共に、政治から日常活動に至る吉凶禍福を判断した。

      鄒衍:陰陽説と五行説とを統合して陰陽五行説を主張した。


      【法家】

      天文の動き、季節、日々の移り変わり等に注目し、陰陽説・五行説に昇華させると共に、政治から日常活動に至る吉凶禍福を判断した。

      管仲:斉の国の宰相であり、桓公の下、斉を春秋の五覇に押し上げた。著作である「菅子」は経済法則や水利についての記述を含む。