このページを Google Bookmarks に追加

為政第二15(「論語」):訓読文・書き下し文



為政第二15(「論語」):現代語訳



    先生(孔先生)は言われた、

    「学問をしても、思索をしなければ、ものの道理を理解したことにはならない。

     (他方)思索をしても、学ばなければ、独りよがりになって危険である。」と。



    ・子 

    ⇒ 「先生」の意味。【孔子】は「孔先生」の意味。「孔子先生」だと「孔先生先生」となる。


    ・曰

    ⇒ 「言う」の意味。「曰はく」と送る。


    ・学而不思則罔

    ⇒ 「学而」の「而」は順接の置き字。

    ⇒ 「不思」
    ⇒ 「不」の活用は古文に準拠する。
      しかし古文の活用とは若干異なり【ざら|ざり・ず|ず|ざる|ざれ|ざれ】と活用する(「ぬ」「ね」が無い)。

    ⇒ 「則罔」
    ⇒ 「則」は「レバ則」などと言われるように【条件+結果】を表す語法。
    ⇒ 「罔」は「暗い」の意味(ex「欺罔:ぎもう」)。