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大学入試の問題は「論理」と「二項対立」で出来ている


    大学入試で何を問うているのか?と言えば、この2つの「論理」と「二項対立」を理解しているのか?と言う事に尽きます。
    (そして、最終的にはこれらを使った筆者と読者と祖語なくコミュニケーションが取れているのか?と言う事)

    この「論理」と「二項対立」の説明はそれぞれ先に書いたもの(「論理」「二項対立」)を参照して頂ければと思いますが、

    筆者が言いたい事を表現を変えて繋げていった「論理」を辿って最終的な結論を見つけていきますが、この最終的な結論が単なる筆者の思い込みや独りよがりでは無く、 ちゃんとした根拠や合理的な理由に基づいているのかを裏付けているのが「二項対立」による”論証”や”補強”と言う事になるでしょう。

    ですから、設問を解く際に、

    ①:選択肢の場合

    作者の言いたい事や結論に関する部分での間違いがあるのか、筆者の意見に対する反対意見の部分に間違いがあるのか(「論理的」な繋がりに無理があるのか)、それとも二項対立における引用が間違っているのかを見ていく。

    ②:空欄補充の場合

    筆者の主張の流れに沿った言葉を補充するべきなのか、 あるいは二項対立が聞かれていて筆者の主張の反対の事を補充する部分なのかを考えて適語を補充する(あるいは文章中から抜き出す)。

    ③:傍線部を説明しなさいと言う場合

    傍線部が筆者の意見なのか、反対意見(二項対立側からの意見)なのかを判断して、傍線部分が該当する論理的な繋がり(言い換えている所、同じような内容の所)の ある部分を使って説明をする。
    (この場合に大学のレベルが上がるほど、説明の内容も難しくなるが、”難しい”と言うのは、色々な部分の語句を引用しなくてはいけないとか、 語句の持つ意味の射程を考えると言う事も考えていく必要が出てくると言う意味)

    ④:あなたの意見を書きなさい

    この場合に、単純に自分の意見を書くと言う事ではなく、文章の「論理」を踏まえて書く必要があります。

    ですから、筆者の主張に沿うと言う立場で書くのか

    あるいは、筆者の反対意見に沿う立場で書くのか

    そのどちらを選択するのも自由ですが、どちらも自分が選択した立場と違う事を書いたり、それてしまう事に触れると点数が無くなります。
    それは、自分が「極東地域の平和」を自分の意見にしたにも関わらず、書いてある内容が「極東地域以外の平和」について書いてあったり、 「極東地域の経済」などについて字数が割かれていたりするのは、「論理」から外れると言う事になります。
    (もちろん、「米国」や「欧州」の平和が終局的に「極東地域の平和」に大きく寄与すると言う意味でそれを書いたり、 「経済の成長・安定」が平和の基礎になると言う意味でそれを書くのは構わないですが、 どの様にその話を持ってきて埋め込むのかについて書く側の技量が問われます)

    また、自分の意見を更に強めるために「具体例」を盛り込むと説得力が増すと思います。
    (先ほどの例によれば、「極東地域の平和」の確立に「国連を中心とした○○」とか、「米国との安全保障を中心とした○○」とか、ここは色々と出てくるでしょう)

    (要するに、「論理」とは「抽象」であり、「具体例」で補充すると言うのが記述での分かりやすい組み立てかと)