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現代文の問題集には何を使ったらよいでしょうか?



    現代文用の問題集は沢山市販されています。
    そして、いずれも「初心者用」→「中級者用」→「上級者用」となっているものが多いです。
    (あるいは、「入門用」→「私立初級」→「センター初級(私立中級)」→「センター中級(私立上級)」→「国公立上級・私立上級」の様なものも)

    とにかく、段階を追って編集されているものが多いので、目的とする大学に応じて選んでくださいと言うのが一般的な回答になるかと思います。

    が?個人的には、今まで文章を読んだことが無いとか、 現代文が壊滅的に分からない(外国に行っていたとか)とかの状況でなければ、余りこの手の問題集を使うのは如何なものか?と考えています。

    もちろん、今まで受験勉強をやったいない初期の段階として、何回か問題演習をすると言う位置づけとしては良いかと思いますが、 基本的には”実践あるのみ”と言う事で、目指すべき大学の入試問題(赤本でも青本でも)を解く様にした方が良いと思います。

    なぜなら、この手の市販の問題は通しで問題がのっている訳では無く、切れ切れでのっていて全体でどの位の難易度と言うのを図るのが難しい部分があります。
    また、演習用の問題の設問は得てして中途半端な出題になっている傾向も強く、なかなかに使い勝手が悪かったりもします。
    そして、一番の大きな理由は、”入試問題の出来が一番優れている”と言う事に尽きます。
    どんな良い(とされる)問題集も、恐らく、入試問題を超えるバランス感覚や難易度の濃淡と言った事を兼ね備えた問題はなかなか見つける事が出来ません。
    (当たり前の事ですが、大学の国語のヴェテラン中のヴェテランの先生が作るわけですから、これを超える先生を見つけて問題を作ってもらわない限りは太刀打ち出来ないのは 自明の理でしょう)

    と言う訳で、大学入試問題>問題集と言う事になりますし、

    何よりも、自分が目指す大学の問題に触れる事で、自分の強味と弱味を見つけ出して、どうやって攻略していくのか?を考え抜いてほしいと言う事もあります。
    (そして、そういう悩みや行為を経て、こう言う事を問う大学なんだな!?と言う事が分かる位まで習熟して欲しい =大学がどう言う人物を求めているのかを知って欲しいし、応えて欲しいと言う想いがある事を理解してください)

    以上、現代文の問題をするなら「実際の大学入試問題」で。