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中3の国語力の低下(2017年9月23日の新聞より)


  • 何やら、この日の朝刊やネットのニュースに記載されていた事は非常に衝撃的でありました。

    中学3年生の15%が主語が何か?が分からず、50%近くが比較や推論を十分に理解していない。

    また、高校生では基礎的読解力は伸びておらず(その原因として高校の教科書が理解できていない事が原因)と。

    単純に「国語力の低下」と言う見出しではありましたが、24000人のサンプルで行ったデータと言う事でしたが、本当にこの様な事例が進行(深耕)しているのであれば、 それは、国語力の低下と言うよりも「国語力の崩壊」と言った方が適切なのではないか?と思う次第。

    別に、国語なんて意味が通じれば良いじゃん?などと言うセリフは生徒達から聞き飽きている訳ですが、しかしこのようなデータ的な事が示されてくると、 将来的には「☆」とか「●」とかで意思疎通を図る事態が来るのではなどと危惧したりもする訳です。

    実際、それは半ば冗談ではあるけれど、半分は本気でもある訳で?
    現在でも一つの言葉や単語を考える際に、我々の世代と生徒さんの世代との間にもの凄くギャップがある中で (そういう意味では、もちろん我々の爺さんや父親の世代と話してもお前たちは語彙が乏しいとお叱りを受ける訳ですが……、 それこそ「☆」や「●」で一体どうやって意志疎通を図っていくのかしらん?と

    そして、何よりも空恐ろしいのが、このテスト?だかの問題はオール選択肢(記号)
    「記号だから記述レベルの難しさではない」と言う事なのかもしれないが、「意味が分かれば知識が無くても解ける」と言う問題でのデータでこれ……

    思わず、選択肢の中の文字数が多いor余計な言葉が入っている(「☆」や「●」だけなら分かるが、他の「☆☆」とか「●●」とかが付加されると???)ので 解答する方が混乱したか?などと推論してしまう。

    「文章を記号論的に」などと言うのは一昔前の流行りだったとしても、 もはや小学生の謎々の本に出てくる「文字と絵」を組み合わせて書かれているもので無いと通じないんですか?的な事を考えると、 そこには確実に意思疎通を困難にする溝が出来つつあるなぁと思う次第。

    まぁさらっと書いていますが、これは相当に深刻な事になって行きそうな「悪寒」が漂います。

    世の中は「英語力」「英語の点数」と大騒ぎですが、 最近「林先生(テレビでお馴染みの)」も「国語力が無いと英語力が付かない」と某芸能人のお子さんの子育てに関連して発言されていましたが、 それは、まったくもってシンプルではあるが、卓越した見解であるな、と。

    また、実はこのネットの記事を読んでいて怖かったのが、「基礎的読解力が人生を左右?」と言う事に事例として「運転免許が取れない」と言う事が挙げられていました。

    「人生」において「運転免許」はそんなに重要な位置づけを占めるのでしょうか???

    運転免許が大きな価値を持つモノの一つである事は否定しませんし、(しかも今後は自動車の自動運転とか言っているご時世で)、分かりやすい一例として挙げたのも分かりますが、 これだと、ちょっと間違えると「国語力」=「運転免許」程度の認識と捉えられてしまう恐れはないのか?と。

    「国語力」が低下しての一番の問題は、誰かが何かを言った場合に分かる人と分からない人が出てくる事。

    それが、仲間内だけで通じる「暗号」の様なものであればまだしも(「暗号」と言う事で「別の言語」を作っている訳ですから)、 「分かるものが減って行く」と言うのは、それだけで社会や人間のレベルが低下していくと言う事であって (先の一例ではないけれど、「運転免許」=「国語力」などと言うのであれば、相当に深刻な社会レベルではあるような……) これを回復させたり、向上させたりと言う事はものすごく「お金」と「時間」がかかる事であるし、 それだけの資源を投入しても”上手くいくのか分からない???シロモノ”でさえあります。

    そして、何よりもそれを築いてきたご先祖様達に申し訳が無いと思う次第。

    何か出来る事はないかしら?と言う事に対しては、お決まりの言葉しかないのですが「本を読みなさい(別に本で無くても文章で結構)」「文章を書きなさい」「会話しなさい」 の3点を簡単なレベルから難しいレベルまでトライして下さい、と。