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AO入試で注意すべき事(形式面)


    AO入試を受験する際に注意すべき事を挙げておきます(主に形式面)。

    ①:高校生としての評点・単位

    外国に留学をしていた場合に、外国での評価や成績を日本での受験用に当てはめた際にどの様に換算されるのかをしっかりと確認しておく必要があります。 (これは、国によって全然評価方式が違ったり科目が違ったりするので、非常に重要なポイントになります)
    そして、帰国してからの高校での単位についても逐次学校に問い合わせておくのが良いでしょう。
    (※ この点は非常にデリケートな問題もあって、高校の方でAO受験の基準をクリアしているとして受験を申し込んでも、 大学側の方から必要な単位を取得していると認められませんとして、AOの受験そのものが出来なくなる場合も出てきますので要注意です)
    また、純粋に日本国内だけで学生生活を送っていた人も、AO受験に必要な評点・基準を充たしているのかは神経質になってください。 (※ こちらの場合も評点が0.1ポイント足りないとか、科目を充たしていないとかで門前払いを喰らう事例を散見します)

    ②:受験資格の評点(英検・TOEICなどの英語資格)

    語学を受験資格の一つの要素とするのもAO入試の一つの特徴でもあります。
    特に、AO入試=語学のできる人(留学経験・帰国子女出身)という図式が成り立つほどに語学力の高い人(裏を返せば、日本語能力は不安がある)が受験をする場合が多い試験の仕組みでもあるので、いきおい受験資格にもそれ相応のレベルが求められます。
    高校生で留学をしたけれども、留学前の英語資格のスコアーが振るわないので、留学から帰って来た後、AO入試の願書を出す段階で「英検」や「TOEIC」を受け直してスコアーの帳尻を合わすという方もいます。
    これはこれでありですが、万が一そこでスコアーが出せない場合にはAO入試そのものが受験出来なくなるので、かなり危険なことといえます。
    実際にAO入試を志すのには様々な経緯があるので、前もって英語資格のスコアーが出せない(奮わない)場合はもちろんあるでしょうが、留学を考える場合には帰国してからの選択肢としてはAOを考える場合が大半でしょうから、その際に英語資格の事についても留意しておく必要はあると言えそうです。

    ③:各種の書類

    これは、課外活動や自己の特筆する活動において(あるいは自己アピールの一環として)、一定の証明書を添付する際にその書類がちゃんと用意できるかどうかと言う事なのですが、 特に、外国に留学をされていて、色々な活動をしていた場合に(外国ではイチイチ証明書をくれる場合も多いのでその都度貰っておきましょう) 日本に帰ってきてから(そして、特にAOの準備を始めてから)資料を取り寄せる事が難しい場合もありますので、将来的にAOを受験すると言う事を考えている(特に保護者の方) 場合には、心しておいた方が良いかと思います。